Alibaba Cloud ECS で CentOS 8.0 が使えるようになりました❗️

作成日:2020/01/08この記事は最終更新日から2年以上が経過しています。

Alibaba Cloud ECS で CentOS 8.0 が使えるようになりました❗️

はじめに

皆さんお待ちかねの CentOS 8.0 が Alibaba Cloud ECS でも提供が開始されました。

🎉

今回はパブリックイメージのアップデートなので日本サイト、国際サイト共にすでに利用可能になっています 😀

また、CentOS以外のOSイメージもいくつか更新されているので合わせてご紹介させて頂きます。

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CentOS 8.0 の選択

ECSのインスタンス作成画面からOSイメージを選択できるようになっていますので、日本サイト、国際サイトそれぞれの画面を確認してみたいと思います。
なお、東京リージョンを含む全てのリージョンで利用可能です。

日本サイトの画面

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国際サイトの画面

ちなみに国際サイトのECSのインスタンス作成の画面デザインが少ーし変わっています。

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CentOS 8.0 へのアクセス

細かい手順は割愛しますが、CentOS 8.0 のイメージを指定して作成したインスタンスがコチラです。

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ターミナルからアクセスします。
今回は踏み台なしで直接アクセスします。

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ECS にログイン出来たのでOSの情報をみてみたいと思います。
uname -a cat /etc/redhat-release rpm --query centos-release hostnamectl dmidecode | grep "Product Name" などのコマンドで確認してみます。
無事にCentOS Linux 8 とか Alibaba Cloud ECS と表示されているのが確認出来ました😀

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CentOS 以外の追加された OS イメージ

CentOS 以外の追加されたOSイメージは以下です。

Debian

  • Debian 9.11
  • Debian 10.2

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CoreOS

  • CoreOS 2303

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OpenSUSE

  • Opensuse 15.1

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おまけ

恒例のタイムゾーンはどうなっているかなーと見てみました❗️

結果は・・・

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安定のCST(中国標準時)でしたー😂

おまけその2(ウェブコンソール)

CentOS 8.0 や RHEL8 ではデフォルトでウェブコンソール機能が付いています。
Alibaba Cloud ECS でも使えるのか試してみたいと思います。

OSにログインした時に Active the Web console with: systemctl enable --now cockpit.socket というメッセージが出ていたと思います。
cockpit サービスの自動起動の有効化とサービス起動してねって内容ですね。

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この cockpit というのが ウェブコンソールのサービスになります。
詳しくは Cockpit の Project ページをご確認ください。

https://cockpit-project.org/

一応 dnf list installed | grep cockpit で Cockpit関連パッケージの確認を行います。

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結果を見るとインストール済みのようです。
cockpit のプロセスは止まっているのでsystemctl start cockpit で起動します。

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Cockpitへの接続はTCPの9090ポートを使用します、一応確認してみましょう。
ss -tlnp で 9090 ポートをLISTENしていることが確認できます。

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TCPの9090ポートを使用するので、Cockpit用のセキュリティグループを設定します。
インスタンスへのセキュリティグループの割り当ても忘れないようにしましょう。

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セキュリティグループの設定が出来たらブラウザからアクセスします。
URLは https://IP-Address:9090 のような形式です。

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現状では自己証明書なので「この接続ではプライバシーが保護されません」エラーが表示されますが、今回は一旦このまま進みます。
本番利用などではちゃんと設定しましょう。

「詳細設定」をクリックすると表示される"IPアドレス"にアクセスする(安全ではありません)をクリックします。

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こんな感じで WebConsole が表示されますが、OSユーザーのIDとパスワードが必要です。

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useraddpasswd でログオン用のユーザーIDとパスワードを作成します。

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作成したユーザー名とパスワードを入力してログインをクリックします。

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無事にログインできると以下のような画面が表示されます。

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cockpit の ターミナルも問題なく利用できます。

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ちなみに設定完了後にOSにログインするとメッセージが変わっています。
Web console: https://centos8:9090/ or https://10.10.0.154:9090/
ホスト名かプライベートIPでアクセスしてねと出ていますねー

※ECSに付いているパブリックIPはOSから認識できていないので表示されません

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最後に

なんだかおまけの方が長くなってしまいましたが、今回は ECS で利用可能な OS イメージの追加情報をお知らせさせて頂きました。
CentOS 8.0 のイメージを待っていた方も多いと思いますのでぜひ使ってみて下さいね。

松田 悦洋
この記事を書いた人
松田 悦洋
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インフラからアプリまでのシステム基盤のアーキテクトを経てクラウドのアーキテクトへ、AWS、Azure、Cloudflare などのサービスやオープンソース関連も嗜みます。2019年1月にソフトバンクへ入社、2020年より Alibaba Cloud MVP。
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