VPCの依存リソースがあって削除できない場合の対処法
作成日:2018/06/13この記事は最終更新日から4年以上が経過しています。
VPCの依存リソースがあって削除できない場合の対処法
本記事では、Alibaba Cloud VPCリソースで削除したいけど、依存リソースがあるためなかなか削除できない、、その解決策ら方法をご紹介します。
VPCの依存リソースとは
VPCの依存リソースについて軽くご説明します。 VPCはクラウド上に作成することのできるプライベートなネットワーク空間です。このVPCの中にVSwitch(セグメント)やECSインスタンスやRDSインスタンスなどを作成していくことができます。 VPCを削除する場合には、これらVPCの中に作成されているリソースをすべて消さないと削除できません。 この依存リソースが一覧で見ることができれば一番よいのですが、現状一覧ですべてみることができないので、自分で探し当てて消さないといけません。
対処法について
困った場合には下記のリソースの確認や方法をおこなってみましょう。
1. ECS, RDS, SLBなどの基本リソースをみる
まずは削除したいVPCを選択しましょう。ここに依存リソース(の一部)を見ることができます。ここで、下記があるかどうか確認しましょう。
- ECSインスタンスが0であること
- RDSインスタンスが0であること
- Route Tableが1であること(こちらはデフォルトで1つ付いています)
- VSwitchが0であること
- ECSインスタンスやRDSインスタンスはVSwitch内に作成されるので、ECSなどを先に削除する必要があります。
- NAT Gatewayインスタンスが0であること
- Security Groupが0であること
- SLBインスタンスが0であること
2. 他の隠れリソースを探す
実際、上で紹介した基本リソースが全て消されていても、削除できない場合があります。その際にはズバリ下記をみてください。
- RedisインスタンスがVPCの中に存在していないか
- MemcacheインスタンスがVPCの中に存在していないか
- ExpressConnectのRouter InterfaceがVPCと紐付いていないか
- TableStoreのテーブルがVPCバインドがされていないか
- VPN GatwayがVPCとバインドされていないか
3. リソース制御には可能な限りTerraformを使う
Alibaba CloudではTerraform Providerを提供しています。すべてのプロダクトに対応しているわけではありませんが、簡単なものであれば可能な限りTerraformを使うことで、こういったことから開放できるかなと思います。Terraformを使うことで、リソースの作成や削除を自動化することが可能になります。 とても便利なツールなので、使ったことない方は騙されたと思って使ってみてください。
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