Prometheus を Datasource に設定して、HTTP 5XXエラー率を表示するダッシュボードの作成方法サンプル

Prometheus に収集されたメトリクスを利用して、 1時間あたりの5xxエラー率をグラフを追加する方法を紹介します。

Dashboard アイコンをクリックし、ダッシュボード一覧の画面を表示し、 New アイコンを選択した後、 New Dashboard を選択して空の新規のダッシュボードを作成することができます。

空のダッシュボード上にて +Add visualization を選択することで、パネルにグラフを作成します。

まず、 Datasource として Managed Prometheus を選択します。

注釈

Azureでは、2023年12月以前に開通されたお客様の環境では、Kubernetesクラスタ内に構築された Prometheus を参照している場合があります。 この場合は Datasource として Local Prometheus を選択します。

次に、 Query 入力欄に、以下のクエリを入力します。このクエリは、1 時間あたりの 5xx エラー率をサービスごとにグラフ表示します。 なお、クエリ入力欄が表示されていない場合、 Code を選択し、クエリを直接入力するメニューに切り替えます。

100 * sum(rate(istio_requests_total{response_code=~"5[0-9][0-9]", reporter="destination"}[1h])) by (destination_service) /
sum(rate(istio_requests_total{reporter="destination"}[1h])) by (destination_service)

Run Queries ボタンをクリックすると、クエリを実行し、グラフを生成します。

ダッシュボードの右上隅にある時間範囲セレクターをクリックして、データ取得期間を選択します。これにより、表示されるグラフの期間が調整されます。

最後に Apply をクリックすることで、ダッシュボードが保存されます。